試着で妥協しないことが、ユーザー層を広げる秘訣
私はもともとアパレル業界で働いていて、Emiria Wizの直営店スタッフとして2年前に入社。現在は本社に異動し、Emiria Wizの商品企画と生産管理を担当しています。
当社では、社長である愛沢えみりがすべての商品イメージを決め、そのアイデアをもとにデザイナーが試作品をつくります。商品企画担当である私たちは、デザイナーが上げてきたものを実際に試着し、愛沢も含めてみんなで話し合い、仕様を修正して、工場に発注するのが役割です。
私は店舗でお客さまの声をたくさん聞いてきたこともあり、「うちのお客さまなら、こっちにポケットがあったほうがいい」「ここに裏地があったら喜ばれる」など、こと細かな修正をお願いすることが多いです。また、私は身長164センチですが、日本の女性の平均身長は158センチ。たとえば、ワンピースを自分の感覚で試着してしまうと158センチの方にとって腰の位置が低くなってしまいます。なので、「自分は158センチだ」と思ってユーザー目線で試着し、ワンピース丈も長すぎず、買っていただけるお客さまの層を広げるような提案を心がけています。
そのほか、自社の公式通販サイトに載せる写真撮影の同行、商品が決定し、工場で生産してからお店に入るまでの物流管理など、開発の現場から商品の搬入まで、ほぼすべての流れを担当させていただき、大きなやりがいを感じています。撮影に同行した際、モデルの愛沢が着たときの印象によって、生産数を増やすなどの調整も私の仕事です。